イン・ザ・ハイツ(21年公開DVD)

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ドミニカ、プエルト・リコといった貧しい小国から夢を求めて米国へ集まった人々。不法移民として米国へやってきたものの、その生活はいつまでも下積みのまま。ニューヨークのワシントンハイツには、そんな移民たちが小さなコミュニティーを築いている。8歳の頃、ドミニカから父母と米国へ渡ったウスナビ(アンソニ・ラモス)は、父の遺産のコンビニを従弟と経営しているが、30歳になってもパッとしない。夢は故郷、ドミニカへ戻ること。だが、災害で大被害を受けたドミニカの自宅は廃屋同然。交通案内会社を経営する父を持つニーナ(レスリー・グレース)は、抜群の秀才でスタンフォード大学に通うが、移民のニーナはエリート大学で孤立。父親の会社は赤字で、学費は滞納中。大学を諦めて生まれた街へ戻ってくる。ファッションデザイナーをめざすベネッサ(メリッサ・バレラ)は、美容院でネイリストとして働くが、夢の実現は遠い。若いみんなの母親代わりのアブエラ(オルガ・メレディス)は、子供の頃から働きづめ。米国で得られた仕事は家政婦で、金持ちの家を磨き続けて生きてきた。忍耐と信仰を若い仲間に諭し続けている。リン・マニュエル・ミランダが原案・作詞・作曲したミュージカルを、舞台と同じくキアラ・アレグリア・ヒューディーズが脚本、ジョン・M・チュウが監督している。ニューヨークに猛暑がやってきて大停電が起きるという設定だが、東京人には他人事ではなくなった。大停電に起きた移民や黒人による略奪・暴動が描かれなかったのはよかった。

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