君が落とした青空(22年公開DVD)

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2年間つきあってきても、本当の気持ちを伝えられないまま大切な人が目の前で死んでしまったら…というのが、原作者・櫻いいよのテーマだ。ヒロインには大きな後悔が残るだろう。アイデアが光るのは、7時に起きて事故が起きる午後7時までの1日が、毎日繰り返される点だ。高校3年の実結(福本莉子)は、2年前に知り合った修弥(松田元太)と毎月1日に映画に行く。それは約束だったが、ちょっともの足りない。それに、修弥は同級生のトモカと仲がいいという噂も。2人の仲が本物なのか、実結には自信がない。そんなある日、約束の11月1日が来た。2人は放課後、映画館へ。だが、急用の電話がかかってきた修弥は、映画を断わって出かけてしまう。修弥を疑ってしまう実結だったが、後から時計台の下で会いたいという返事が。断われずに時計台へ向かった実結は、修弥に不満をぶつけてしまう。喧嘩別れしかけた修弥が道路に飛び出したとき、トラックが迫ってくる。その時、時計台に雷が落ちて、時間は戻る。気づけば、朝のベッドの中だ。同じ1日が始まろうとしている。実結は、修弥を交通事故から遠ざけようと毎日工夫を凝らすのだが、最後にはあの事故が起きてしまう。そして又、朝のベッドで目覚めるのだ。修弥を助ける方法は…。実結は、平凡に繰り返されていたかのように思えた日常のひとつひとつが本当は大切な時間の積み重ねだったことを知る。友情、母親の愛情、近所の人たち。それを知った時、新たな1日が始まる。午後7時前、修弥を助けるために実結は自らトラックの前に飛び出すのだが…。鹿目けい子脚本、Yuki Saito監督作品。


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