"本"の記事一覧

スコットランド全史・「運命の石」とナショナリズム(桜井俊彰著・集英社新書)

22年9月8日に亡くなったエリザベス女王に代わって新たな国王となったチャールズ国王の戴冠式は23年初夏に行われるという。この時に使われる椅子「キング・エドワード・チェア」に嵌めこまれているのが、「運命の石」だ。別名「スクーンの石」とも呼ばれている。その名の由来から、現在「運命の石」が置かれているスコットランド・エディンバラ城のクラウンル…
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激動・日本左翼史「学生運動と過激派・1960~72」池上彰、佐藤優(講談社現代新書)

池上彰と佐藤優による左翼史の対談シリーズは3巻から成っているが、本書は第2弾で1960年から72年を扱っている。佐藤優は「学生運動が盛り上がり、セクト同士の内ゲバが激化し、過激派によるテロ事件が多発した時代だ。なぜ左翼は過激化と自滅の道を歩んでしまったのか。左翼の『失敗の本質』から学ぶべき教訓は山ほどあるが、何より自らの命を投げ出しても…
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サラ金の歴史~消費者金融と日本社会(小島傭平著、中公新書)

本書はサラ金(サラリーマン金融)の誕生から衰退するまでを日本社会の変遷と共に描き出している。著者が重要視しているのが金融技術だ。「素人高利貸」として生まれた戦前の個人相手の金融は、友人、知人同士の金の貸し借りが始まりだった。戦後には「質屋」が少額融資を担い、「月賦販売」「団地金融」が生まれた。「団地金融」は、似たような経済状況の住民たち…
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