"文学"の記事一覧

おいしいごはんが食べられますように(高瀬隼子作、第167回芥川賞受賞作品「文藝春秋」22年9月特別号掲載)

33歳の作者は、受賞作の舞台を埼玉県内の小さな職場に設定している。飲料などのラベルパッケージを製作する企業で、全国に13の支店がある。その会社の埼玉支店で働く30才前後の会社員たちの姿が描かれる。そこには中年の支店長、支店長補佐の他に入社7年目の男性社員・二谷、6年目の女性社員・芦川さん、5年目の女性社員・押尾さんたちがいる。芦川さんは…
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生誕100年・ドナルド・キーン展~日本文化へのひとすじの道

神奈川近代文学館でドナルド・キーン展が開かれている(22年5月28日から7月24日)。最晩年に日本に帰化し、90歳を超えても著作を発表し続け、97歳で亡くなるまでの詳細な文学活動が展示されている。ニューヨークで生まれたドナルド・キーンは、幼かった妹を病で亡くした後、両親が離婚し、母親と暮らした。その頭脳は素晴らしく、飛び級で大学に入…
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